2019年10月に放送されたアニメ「私、能力は平均値でって言ったよね!」主人公マイル(アデル)能力についてまとめています。

前世は18歳の高校生「栗原海里」という天才少女。

死んだ後、神様から感謝され異世界へ転生することになり、その際「能力は平均値で」と要望した。

目が覚めると、アデル(後にマイル)という10歳の貴族少女として覚醒する。

その後、自身の能力が「人間の中の平均」ではなく「世界の平均値」だったことを知る。

ここでは、マイルの能力本名、魔法思念波出力・権限レベルについて紹介しています。


【のうきん】マイルの能力は神様のお礼


マイルの前世は「栗原海里(くりはらみさと)」で、普通の人より少しばかり「出来る子」でした。

祖父母や周囲から「天才」と言われ過剰な期待をかけられていたようです。

学校では常に注目され、いじめ等はなかったが友人はいなかった。

ただ救いだったのが、両親や妹は普通に接してくれていたこと。

 

海里は難関大学に合格し、高校卒業式の日を迎えていた。

その帰り道、10歳くらいの女の子が自転車に当たり、よろけて車道に転倒する。

車が迫っていて、気がついた時には海里は女の子に向かって走っていた。

そして女の子をすくい上げ歩道に投げたが、海里は車にはねられて死亡。

 

栗原海里が車にはねられ意識を取り戻した時、目の前に二十歳前後の青年(神様)がいた。

その場所は現在で言う所の「天国」のような場所。

神様が言うには、海里が助けた少女はあそこで死ぬはずだったが、絶対に間に合わないはずの距離にいた海里が助けてくれたことにお礼がしたいと言う。

そのお礼として神様が提案したのは「記憶を持ったままの転生」だった。

 

これから行く世界は、現代より文明が遅れているため不自由なく暮らすために何か優れた能力を付けると言う。

そこで海里は即答で「能力は、平均値でお願いします!」

 

海里の言葉に、さすがの神様も唖然とした表情となった。

転生先の世界には、魔物や盗賊など危険が多いため何か飛び抜けた能力がないと安全に生きていけない。

それでも海里は「能力や外見、生まれる身分その他全て、その世界での平均値にして下さい」と答える。

その世界で平均的な能力を持った者として、自分の力で幸せになると意気込んでいた。

【のうきん】マイルの本名や名前を変えた理由


そして海里はアスカム子爵の10歳の娘「アデル・フォン・アスカム」として目覚めた。

記憶が戻ったのが10歳と遅かったが、海里としては18歳で幼児プレイをせずに済んだことは大歓迎。

ただ、アデルの記憶が統合されたことで、現状を把握した。

 

アデルは家族から「いない者」扱いされていることがわかる。

その後、厄介払いをされるように全寮制の王都にある「エクランド学園」へと押し込まれた。

また、学園に入学する際に両親から「家名を名乗ることの禁止」を言われています。

そこで海里の学園での目標は逃げ出すための知識と資金を蓄えること。

 

後に、ごく普通のどこにでもいる平凡なハンターになるため、登録をするためにハンターギルドへ。

登録用紙をもらい記入項目を見た時、名前の「アデル」は封印するようにした。

そこで、前世の「海里」という名前の由来を父親に聞いた時のことを思い出す。

 

海里の父親は航空機関係の仕事をしていて、距離の単位に「マイル」が使われていた。

空と海では「海マイル」が世界共通の単位。

「世界のどこへ言っても変わることなく、世界中で通用する子になって欲しい」という願いが込められていた。

アデルがハンター登録に選んだ名前は「マイル」

ここから新米ハンター「マイル」の誕生です。

【のうきん】マイルの能力はこの世界での平均


上記で紹介しているように、マイルは転生する時に神様に能力を平均値でとお願いしています。

しかし、なぜか他の人と比べるとマイルの能力は優れていました。

どうして「平均値」と言ったのにこのような能力になってしまったのか。

 

まず、マイル(アデル)の生まれた家は「子爵」という階級の貴族。

海里が望んでいたのは「平民」

この世界では、「奴隷」→「平民」→「騎士爵」→「男爵」→「子爵」→「伯爵」→「侯爵」→「公爵」→「王族」という階級があった。

そのため、上から5番目で下から5番目で、「階級の平均」として子爵となっています。

 

また、一般的な常識や知識については記憶が目覚める前のアデルがかなりのものだった。

しかも、それに加えて前世の記憶があるため学園では一番上のクラスとなる。

ここに関しては元のアデルが頑張っていたことが大きいですね。

【のうきん】マイルの魔法・魔力や思念波出力が強い理由


学園の入学試験の前に魔法の練習をすることにしたアデル(マイル)

前世でアニメを見ていたことから自分が使えるようになっていることに心が踊っていた。

使う前にアデルが考えたのは、「魔法が使えない者」と「凄い魔法が使える者」の平均だと予想する。

そこから導き出されるのは「少し魔法が使える者」という感じ。

 

この世界での魔法は、「ナノマシン」に自分の意志を注ぎ込んで現象を起こす

「意志を思念波として放射できるか、ナノマシンが受信し認識できるものか」

「意志の内容が実現可能なものか、希望する現象に対するイメージが決まっているか」

そして「禁則事項に抵触していないか」で魔法は使用できるようです。

 

最初にアデルが使ったのは水を出す魔法。

「水よ集え、我が許へ!水球生成!(ナノマシンさん、よろしくね!)」

すると、あまりに大量の水の出現によりアデルは流された。

 

普通に考えて、世界の平均的な10歳の子供がこの量の水を出すのはおかしいと感じる。

魔力量は「平均値」のはずだが明らかに不自然で、このままでは学園で目立ってしまうため「まずい」と思う。

そのまま学園に着いたアデルは、水魔法の原因を考える。

色々と可能性を考えていた時、「ナノマシンに直接聞けたらなぁ」と呟く。

すると突然耳元で「ご質問がございましたら、お答え致します」と声がした。

 

アデルがナノマシンに魔法の威力が強かった理由を聞く。

理由は、アデルの「思念波出力が強大で、イメージが明確かつ具体的」だったため。

ナノマシンが言うには、アデルの思念波出力はこの世界で最も強い出力を持つ「古竜種の半分くらい」あるとのこと。

この世界における「魔力ゼロの者」「魔力最大の者」丁度真ん中で、最小と最大の平均。

 

その出力は人間と比べると「約6800倍」

後に魔法の出力を普通の人間並みにするコツをナノマシンから聞いている。

【のうきん】マイル(アデル)の権限レベルもちょうど真ん中


アデルは権限レベルについても常人と比べると高い水準。

「権限レベル」とは、ナノマシンを直接利用できる権限のこと。

レベル1は通常の初期設定で、古竜種がレベル2、非常に稀なケースでレベル3に達する者がいるとのこと。

過去に人間でレベル3がいたが、その者は死ぬ間際にナノマシンのことを精霊だと思っていた。

 

ナノマシンの姿や声は、その者に直接刺激することで認識できるようになる。

そのため、はたから見ればその者は一人で会話をしている「おかしい人」に見えてしまう。

ただ、アデルの要望によっては他の者に聞こえるようにしたり、仮の姿を映し出すこともできるようです。

 

このことから、アデルは自分の権限レベルが「3」なのかと思った。

ですが、この世界では最高権限者の創造主がレベル10なので、アデルはレベル5

これを聞いたアデルはもう驚かなかった。

 

ナノマシンと直接話したことで、大きな収穫として「アイテムボックス」が利用できるようになる。

アイテムボックスは、時間経過がなく劣化が進まない異次元格納庫という意味で、アデルがこのような魔法があるかとナノマシンに聞いた。

すると、無数にある異次元世界の中には時空連続体が圧壊したものがあり、そこに物を入れれば代用できるとのこと。

この世界の魔術師は「収納」という魔法があるため、それに見せかけることで人前でも使用可能だった。

 

普通の女の子を目指していたマイルですが、力も古竜の半分くらいでしたw(指で金属製の取っ手をくにゃり)

最後に


アニメ「私、能力は平均値でって言ったよね!」のマイル(アデル)の能力についてまとめてみました。

10歳の少女が世界基準の平均値の能力を持ち覚醒する。

その能力は普通の人間の約6800倍

 

普通で平凡な生活を望んでいた海里(マイル)としては、悲しい設定だった。

それでも諦めず普通のどこにでもいる女の子として生きていこうと頑張っていく。

アニメでCVの和氣あず未さんが演じられていますよ!