たくさんの作品がアニメ化されている現代。

その一つ一つがどうやって決められているのか気になりませんか?

この記事を見ているということは、気になった方だと思います。

ここでは、アニメ化はどうやって決まるのか?その基準条件とは何か?について私の分かる範囲で解説してみました。


アニメ化する作品はどうやって決まる?


現在、漫画やライトノベルのアニメ化が多くなっていますね。

アニメが好きな人達にとっては、3ヶ月毎(ワンクール)に新作アニメが制作されているので、喜ばしいと思います。

ただ、アニメ化される作品はどうやって決まるのか?

よくアニメ化される作品は、原作の人気があるものが多いように感じますよね。

 

アニメ化が決まる作品の基準としては、確かに原作の人気のある方がアニメ化もしやすい。

と言っても、やはりアニメ化される作品の大きな決め方としては、採算が取れるか?ということでしょう。

採算が取れるかの基準としてわかりやすいのは、原作の人気を見れば大体の予想ができると思います。

アニメを制作するのはビジネスなので、利益が出ないとダメですよね!

 

中には、原作の人気があっても実際にアニメ化した時に利益が出るかはわかりません。

その理由として一つ上げるとすれば、原作の内容を捻じ曲げてしまう作品。

これは、原作の人気があったとしてもアニメ化は失敗してしまう可能性が高いと思います。

よくあるのは、途中までは原作通りに話を進めていても、最終話で急に話を飛ばし完結してしまうなど。

原作をしている人はもちろん、アニメを見ていた人達は納得できない事がある。

このような作品はDVDやBDが売れなくなり、赤字になってしまいます。

アニメ化する作品の決め方について




アニメ制作しようとする作品が決まった時には、まず企画書が作られる。

この企画書は、作品の企画した理由やセールスポイント等をまとめているとのこと。

これをTV局やスポンサー会社などに見てもらい制作するかを決めてもらう。

 

アニメを制作するにあたって、原作の有無で企画を通す難易度が変化します。

原作がある場合、作品像やセールスポイントなどは簡単ですよね!

もうアニメのタイトルや内容がはっきりとあるから。

 

逆に、原作の無いオリジナルアニメを制作する場合は難しいです。

まずは作品の世界観や全体像を考えなくてはならない。

制作した後のセールスポイントも決める必要がある。

ここがしっかり考えていないと、制作したとしても利益が出なく本末転倒。

原作がある場合とないでは、アニメ化するための準備時間に大きな差ができてしまいます。

 

現代はアニメ製作委員会方式が主流で、多くの企業が関わってアニメ化されています。

この方式の良い点は、一つ一つの企業が低予算で、かつリスクが分散されること。

その分、利益も分散されてしまいます。

ただ、関わっている企業はそれぞれが企画に協調して参加している。

そのため、最初の会議で決まった事にスムーズに動け、アニメ制作が早くできます。

 

アニメ化された作品がワンクールで終了してしまう理由について

まず、アニメ化されるのは原作を宣伝するという狙いが大きいと感じます。

原作を知らない人達は、アニメを見ることで原作も読んでみたいと思うこともある。

ここがワンクールで終わる作品とシリーズ化されていく作品との違いでしょう。

 

ワンクールしか制作されていない作品は、大体がまずは様子見だと思います。

少ないものでは10話や多いもので13話などワンクールでも話数が異なりますよね?

これは10話の場合、これで十分宣伝になっているということもあると思います。

もし10話で円盤や原作が売れてくれればOKで、売れなかった場合は損益が少なくて済む。

13話の場合は、元々原作が多少人気があり、キリの良い所までという感じがします。

どちらの場合でもアニメ放送後の円盤の売上で2期をやっても利益が出るだろう作品は制作されるのでしょう。

 

最初からツークール以上の作品については、原作の人気が凄い!

ほぼ確実に利益が出るという確信があるからこそ一気にツークール以上制作されると思います。

また、原作の内容でキリの良い所までやろうとした場合に24話~26話必要な作品もあるのではと感じる。

アニメ化するための基準や条件とは?


アニメ化するのに必要な条件は複数あるようです。

まずは上記でも書いていますが、人気がある作品

これは誰でもわかりますよねw

原作が人気なら、アニメ化してもほとんどは問題ないでしょう。

 

次に、原作のある作品については出版社が使用許可を出すかどうか。

出版社となっていますが、言い方を変えれば原作者が許可するかということでしょう。

アニメ制作会社がアニメ化の企画を打診しても、断られれば制作できない。

現在では、逆に出版社がアニメ制作会社にアニメ化の打診をしているモノもあるようですね。

 

最後は条件というよりも、アニメ化されやすい作品の特徴について。

これは作品の中に登場するキャラが立っているか。

内容は面白くなくても、登場人物に何かしらの魅力があるのは大きな判断基準のような気がします。

大体はキャラが良ければストーリーも良いと思いますけどねw

または、ファンタジー(異世界、魔法など)作品はアニメ化されやすい印象があります。

現実に無い世界の出来事は、見ている人達の心を動かすのでしょう!(私もですw)

最後に


どんどん漫画やライトノベルがアニメ化されている現在。

3ヶ月毎に新作アニメが制作され放送しているので、簡単に作られていると思ってしまいますよね。

ただ単純に人気があるだけでアニメ化が決まるわけではないということ。

 

しっかりと利益が出る(セールスポイント)作品かが大事

でないと、ビジネスとしておかしな事になってしまうからです。

アニメはボランティアで制作されているわけではないのですからw

 

アニメ化される作品の条件は人気はもちろん必要。

ただ、出版社ならびに原作者が許可しないと当然無理です。

原作者が嫌だと言われるのであれば仕方ないするよねw

これからも色々な作品がアニメ化されて行くでしょう!

アニメを制作に関わっている方達に頑張って下さいと伝えたいです!

今後も応援してますので、面白い作品をアニメ化して頂きたいw